自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

蜘蛛について学ぶ

10月になりました。町中ハロウィーン一色です。たいていのお店では、ハロウィーンの飾り付けがされています。コットンのようなもので、蜘蛛の巣が張られ、プラステックの蜘蛛が中央に飾られています。壁は黒とオレンジで、派手なところでは、骸骨の人形が天井から吊るされて、店にはいるなり、機械の声で、骸骨が話したりします。オレンジのパンプキンも飾られています。


こういう時期ですので、クラスの先生は、蜘蛛の学習をするのには、ちょうどいい機会だと思ったようで、今日は、学校で蜘蛛のことを習ったと連絡帳に書いてありました。私は渡に

「蜘蛛って、知ってる?」

ときくと、

「足が、8本あってね。メスが産む卵は、シルクの布のような糸の中に隠すの。」

等々、英語で説明してくれます。なんだ、ちゃんと授業を聞いているんじゃないの。と思い、私は、さらに、ガンガン質問しました。

だんだん

「うるさいな。」

と思って来た渡。

私が、最後に、

「じゃ、どうして、蜘蛛は、巣を張るの?」

と聞くと、ニタっと笑った渡は、

"For Halloween."(ハロウィーンの為)

と答えました。

座布団一枚!

ちょっと渡にしては、高度なギャグでした。