自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

お弁当って、あってあたり前なんだよね

私は毎日家族分のお弁当を作ります。

味の素がお弁当のランチコンテストをしてるというので、撮影して応募してみました。

こういう写真を応募した私。

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うちの香穂は、学校のカフェが大嫌いで、2歳の保育園から高校4年生のいままで、小学校に入ってからは、土曜日も日本人学校があるので、週に6回お弁当です。小学校の2年間給食係をしていた時期のみ、1週間に数日、カフェでしたが、かれこれ15年間、お弁当。

渡は、1歳から、養護学級に通っているので、昨年度は、週に1回程度、ピザの時のみ、ホットランチ(カフェのご飯。よーするに給食)でしたが、それ以外は、お弁当ですので、かれこれ13年間弁当です。

私も渡が今年に入って、遠くの学校に通うことになったため、自分にもお弁当を作ります。

今日はパパもお弁当が必要だったので、作りました。



香穂が小さい頃は、好き嫌いなく食べれるようにと野菜を模様切りしてみたり、リンゴは、定番のウサギに切ったり、ゆでた卵は、模様切りで、顔があったりしていましたが、保育園に通う香穂から

「ゆみちゃん、悪いんだけど、普通のお弁当にしてくれない?食べにくくて。」と言われました。

「えっ?どうして?」

と聞くと日本人がいない保育園だったので、

「かわいいお弁当(アンパンマンの顔とか、リンゴの模様切りとか、たこのウインナーとか)にすると、先生達が

"Look!!Look!!!"

と言って、香穂の弁当箱をとりあげて、みんなでまわして見るので、香穂の元に自分のお弁当箱が帰ってくる頃には、リンゴは、先生の触った手で暖かいし、友達はみんな食べ終わってるし、最悪なんだ。私は、普通の弁当で、誰も見ないものが食べたい。けど、サンドイッチは、嫌。」

というので、それから、香穂の弁当は、高校生男子のようなお弁当になりました。



話を戻して、私は、毎朝、これだけ作るのですが、もっと子供の多い家族とかもあるわけで・・・。お弁当を作りながら洗濯をし、干してからでてくるので、朝は、へろへろになります。疲れた~!と思うのですが、他のお母さんもやってるんですよね。けど、母親業って誰も褒めない。お礼を言われることもほとんどない。弁当なんて、あって当たり前のものなんでしょう。働いている人は、会社で仕事がうまくいき、上司に褒められたり、得意先にお礼を言われたりすると達成感もあるだろうし、やる気もわくでしょう。

私は世界中の毎朝お弁当を作ってるお母さんに言いたい。

「毎日ご苦労様。ありがとう。」

毎日、毎日世界のお母さんがどこかで子供のために、旦那のためにお弁当を作ってるんだろうなぁと思うと、お母さんのすごさに感動します。