自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

IEPの下下打ち合わせ

渡が通う学校で、IEPの下下打ち合せがありました。

前に通う学校では、私がセラピスト一人一人を行脚し、話をして、IEPの基礎を作る感じでしたが、(これも前回の学校は、非協力的だったので、とても苦労しました。)

今回の学校は、風通しがすごくいいので、一気に集まってくださいました。下下打ち合わせに4人の人がやってきた。助かります。


ここで、打ち合わせの前に出た話は、渡がお手洗いが近いという事件。

初日、10分おきにトイレに行ったという渡。担任の先生は、新しい学校では、初日は、誰でも緊張して、トイレが近いので、あまり気にしないようにしていたみたいですが、次の日もトイレが近い。私はすぐに呼び止められて、

「ゆみ、渡がトイレが近いんだけど、なにかあるのかしら?」と聞かれました。

渡がトレイが近い?★!▶●?

そんなこと聞いたことがない・・。最近手を洗うのが好きなので、水遊びがしたいのかと思ったのですが、どうも違うといいます。

ちょっと心当たりがないので、家でも気をつけますと話しました。


で、帰るときに、

「私もお手洗いを借りていいかしら?」

と聞いたらどうぞどうぞ、と言うので、行ってみると、

渡がお手洗いが近い原因が判明。

トイレにいくには、事務所を通らねばならず、その事務所に金髪の美女が座っていました。

私が、

「ねぇ、ここはあなたの席なの?いつもいるの?」

と聞くと

「毎日来てるわよ。ここは、私の席」

というので、

「あなた、新しく入った渡って知ってる?」

と聞くと

「よ~~く知ってるわよ。毎回トイレにいく帰りに、必ず至近距離まで顔を近づけて手を振って挨拶してくれるのよ。かわいいわね。」


原因は、これです。

ただ美人に会いたいだけで、トイレにマメに通い続けた渡。

Meetingでもこの話がでて、わたしは、

「渡は、美人が好きなので、事務所のBさんに会いたいだけでトイレに行っている。Bさんが学校を休めば、渡は学校にいる間、もうトイレは行かないかも。。」

と話し、みんな爆笑。


そこからした打ち合わせに入りました。年に2回IEPがあるこの学校では、セラピーも3種類あり、各セラピストからの報告がありました。まだセラピーは、はじまっていません。その上、まだ数日しか通ってないのに、まぁ、良く皆さん渡を見ている。渡が右をむいたら、学校のセラピスト、先生、事務の人まで、全員が、渡が右を向いたことを知っているのではないか?というくらい、見ています。

感動の打ち合わせでした。あとは、渡の笑える話がバンバンでて、笑いっぱなしの打ち合わせでした。いい雰囲気の学校です。