自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡のソフトボール

ソフトボール大会がありました。

渡にもぜひソフトボールを見せてあげたくて、20合分のおにぎりを持参し、連れて行ったのですが、

本人まったく興味なし。ルールがやはり難しいのか..。と思いきや、他のことをしたかったみたいだ。

犬を連れてきてくださった家族がいたので、渡は、犬のボールをもったりして、遊んでいました。

ゲームのほうは、白熱し、1ゲーム、2ゲームと進んでくると、

3ゲーム目の前に突然、渡がバットをもち、野球をすると言い出しました。なんだ、ちゃんと見ていて、ルールは把握したんじゃん、渡。すごい。

ちゃんとバットをもち、バッターボックスに立つ渡。

「えっ~!なんでまた、突然。。」

と思ったのですが、皆さん、渡のことを理解してくださっているので、ゲームと関係なく、こころよくバットを振らせてくださいました。

で、なんとか当たって、けど、飛びはしないので、アウトだったのですが、一塁まで走らさせて頂きました。

うれしそうに一塁まで走った渡。ところがここで渡が、急に

ソフトボールをしたい。」

という訳がわかったのでした。

渡は、アウトなのに、一塁から、微動だにしない。

皆さんが、

「じゃ全てのベースをまわしてあげればいいんじゃないですか?」

と言っていただき、ホームランを打ったかの様に走ってください。

といってくれたのだけど、一塁から、動かない。

そうです。その時に一塁を守った人が

Mちゃんという渡好みの超美人だったんです。

そりゃ、動かないわ。

渡のソフトボールの動機はソフトをしたいんじゃなくて、

「一塁に行きたい」

でした。Mちゃんの近くに行きたいという目的だけで、

ふらふらと一塁にいくと怒られるので、正式な方法で一塁に行きたかった。

結局、私に

「走りなさい!」

と言われて、ダイヤモンドを1周した渡。

皆様、ありがとうございました。

ソフトボール終了後、場所を移動して、バーベキュー大会です。

香穂は、小さい子供にせがまれて、絵を書いていたようです。

結局、白板に書いていたのですが、

「こんな所に落書きしてたら、怒られる」

と、思ったみたいで、必死で消していたら

「消さないで残しておいて」

と言われて、せっせと大喜びで書いていました。

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子供向けに書いたゲームの絵だそうです。その間、私は、皆様に持参した15合のお米を握っていただき、

焼きおにぎりを焼いておりました。

今日のおにぎり製作量は、35合。

高校生はよく食べます。

バーベキューもしっかり焼いていただき、思いっきり食べて、楽しい母の日でした。

ありがとうございました。


では皆様、また、ソフトボールしましょう。