自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ミニIEP

渡のデバイスを決めるためと、渡のセンサリーの問題を解決するために、IEPが開かれました。

スピーチの人がデバイス(Talking Machine)のパンフを持参してくれて、ココまで決定。

次は、OT(作業療法士)。ここは問題あるんだよな~!

と思ったら、OTが、ペラっと英語で書かれた紙を出してきた。

IEPでは、前もって私に見せていないものを配ることを禁止している私。

というのは英語ができないので、その場で訳して、さて、答えなんてできないからです。

英語の問題もそうですが、あらかじめレポートなどの紙は、10日前までに私に渡すように言ってあります。それから、私は、その紙が正しいことをいっているか?渡のためになっているか?をいろいろ調べて、検討し、結果こう思った。ゴールはこれでどうですか?というのを話し合います。ところが当日に英語のレポートを出してきたOT。

「そういうことをすると、また校長先生が、紙を訳すお金を払わないといけないので、やめてほしい。」

と通訳の人がすぐに話してくれました。

怒り心頭の私がIEPの閉会宣言をして、IEPはおしまい。校長先生が

「その紙を訳そうか?」

ということを言ってくれました。もちろんです。とお話して、再度OTの人には、

「あのね、こういうことをすると、みんなに迷惑がかかります。これだって前もって渡してくれれば、私が辞書を引き引き、友達に聞いたりして、下調べができるけど、IEPの場で出されると、校長先生にも、私がIEPを100%理解させないといけないという責任が発生するので、迷惑がかかるの。今度から二度とこんなことはしないでください」

といったら、泣きそうな顔をした・・。

後でOTに対して怒っているシンシアから、

「そうなのよ。彼女(OT)は、いつも泣いたら、どうにかなると思っている。どうもならないのよ。」

言われました。

私が、

「他のIEPでもあんなことしたら、うちのクラスのお母さんは、みんなきちんとしてるので大変だね。

他のお母さんは、どうしてるの?」

と言ったらシンシアが、

”They put her in the hot water."(OTに煮え湯を浴びせている)

といってた。やっぱアメリカのお母さんは強いわ・・。かなわない。