自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

大忙しの日

オイル交換の日でした。お友達が来てくれて、古いオイルを一滴残らず出してくれて、新しいオイルに換えてくれました。お友達も自分の車のオイルを換えていました。そこへ鹿児島からの知り合いが到着。私は、香穂のサッカーの帰りに、ピザなどを買いこみ、賑やかなお昼ご飯になりました。

合計9名で昼ごはんを食べたのですが、こういう賑やかなお昼って、楽しいですね。そのときにお友達が話してくれたのですが、オイル交換をしていたときに、渡が自転車に乗って、車のタイヤに自転車の前輪を何度もぶつけてきたそうです。お友達が

「あっ・・。自分の家で、車をいじっているのが嫌なんだろうな」と、気を使ってくださったみたいです。

突然、渡が、マジメな顔で、

"*&?&%$#, OK?"

とわけのわからないことを言い始めたそうで、あっ。。怒ってるのかな?とおもい、

「何、何?」ときくと、また同じことをいったそうで、よくよく聞くと

"Fix tire OK?"(タイヤを直すんだよ!わかった?)

と命令形で聞いていたそうな。<いつから、渡はそこまでえらくなったんじゃ!と思う私>友達がふと見ると、渡の自転車の前輪が、パンクしていたそうです。渡は、やっぱり、よく知ってる。

そう!私にパンク修理のお願いをしても、なかなかパンクは直らないし、他にパンクを直すには、自転車屋にもっていくしか方法がない。たしかに、器用で機械に強い友だちなら、すぐになおります。

渡なりに、

「誰がこのパンクを直せるか?」

をめざとく見極めて、言葉で説明しにくい彼は、タイヤとタイヤをぶつけて、訴えていたわけです。友だちが食後にすぐにみてくれて、穴が開いてる場所が、5ケ所もあったので、チューブを取り替えたほうがいい、といわれて、あわてて買いに走りました。

帰ってくるとすぐに付け直してくださって、自転車のパンクは直りました。渡は

「サンキュ~!」

の一言でおわり。もっと喜べないかなぁ。。表現できない渡。

けどうれしそいうに、日が沈むまで自転車に乗っては降りてを繰り返していました。

パンクを直してくださった方、ありがとう。