自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

プレIEPにいってきました。これは、話しあう内容が事前に絞られていて、それ以外の話しは、しません。私のほうもいつもの正式なIEPではなくて、ラフなので、私側の参加者は、3名。私と、通訳さんと、お友達1名です。ただし、お友達は、お医者様です。何かあったときにお医者様の立場から、正当性を話していただこうと思い参加していただきました。お友達は、もちろん、渡のことも知っているので、よかったです。

他の参加者は、シンシア先生、サイコロジストの人、学区の人です。サイコロジストは、とくに、学校見学をすべて一緒にしているので、とてもよく私の気持ちを理解してくれているし、無理も言わないし、よかったです。

ところが、このIEPで、一番の心配ごとは、学区の人です。学区が、渡の教育にかかる費用の責任を持っているので、この人がゴネれば、話は、難航してゆきます。

今日は、彼は、1時間の遅刻。結構あせっていたのもあり、難しい話にはならず、なぜ5つ見学した中学が渡に合わないか?の質問がなされました。特に一番家の近い中学は、アカデミックな面に力を入れていて、算数と読みが好きな渡には、最高のクラスではないのか?という話でした。けど私としては、クラスがあまりに学校から孤立していて、もし、お話が苦手な渡が、一人でトイレに行って、扉をあけたまま用を足してしまったりしたら、引きずり出されたりして、危険ではないのか?との話をしました。彼は、すごく納得してくれて、

「中学生は、時に、いいコでなくなる時があるから」

と言ってくれました。

私は、今の学校は、助手の先生がついていってくれることも安心だけど、全校生徒が渡を知っているので、渡に攻撃してこようという生徒がいないこと。安全な環境であることなどをお話しました。なので、助手がつけばいいというのもではなくて、みんなが渡を認識し、これが渡なんだということを知ってくれていることが大事だという話をしました。

近くの中学は、渡が入るであろうクラスがとても孤立し、学校のサイコロジストや、ナースまでが、自閉のクラスのことを知りません。これは、キツイ環境です。渡は重い喘息もあるので、学校に在住しているナースがクラスを熟知してくれているのは、とても大事です。

夜は、香穂の学校のファウンドレイジングでレストランで食べました。写真が、夕飯です。ここで、学校で配られたちらしを持参して、ご飯をたべると、食べた分の20%の金額が、学校に寄付される日でした。