自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

学校見学 Part10

学校見学時のサイコロジストとは?

渡のクラスを担当するサイコロジスト(心理のセラピスト)の人と、私の通訳さんと一緒に、M校前に集合。みんなで学校にチェックインしました。学校見学は、サイコロジスとぬきでは、できません。チェックインすると、見学する学校の担当サイコロジストと玄関に出てきてくれて、まずは、挨拶。クラスの説明をしてくれますが、とてもよくわかる説明で、クラスの担当のサイコロジストの方が、よくクラスに出入りしているのが、わかります。

余談ですが、学校のサイコロジストの仕事は、時間的に何時から、何時は、ここ。と毎日決まっているわけではなく、一人のサイコロジストさんで数校を担当し、必要があるところに回って通っているわけですから、サボろうとおもえば、

「私はこっちの学校にいるから」

とかいって、サボることも可能で、中には、学校にあまりこないので、生徒の名前をいえないサイコロジストもいます。渡のクラスのサイコロジストは、本当によく学校にきてくれています。問題がなくても、きて、生徒の様子をみて、シンシアと情報交換をしたりしています。よくいらしてくれているので、いつでも相談できて、クラスの子供の名前はもちろんのこと、その子供の性格や、学習レベル、好きなこと苦手なこと。すべて把握してくれていて、私が一言

「渡は音が・・・・。」というと、

「そうよね。私も耳が敏感で、あまりうるさい場所は苦手なので、渡が、ああやって、とっさに耳を覆うのは、よくわかる。渡が耳を覆うところでは、私も覆いたかったところが、多かったもの」

とよく学校にきてくれているというのが、わかる発言が多いです。渡と一緒にいるので渡が苦手な場所では耳を覆うことを知っているわけで・・・。その上、とてもやさしい物腰で話してくれるので、私は、英語がすぐにでてこなくて、オタオタしていても、にっこりわらって、じっと待ってくれている感じです。サイコロジストは専門性も大事だけど、こういうお人柄というのもとても大事だと思う。