自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

歯医者

香穂が歯医者の日でした。渡を連れていったのだけど、渡が騒がないか心配でした。歯医者の前に建つ郵便局にも用事があったので、そこでもあばれるかな?思いきや、郵便局までついてきてくれて、いい子であの長い列を待っていました。(うちの近くの郵便局は、どこも並ぶ)その後、歯医者にいきました。そうなると、渡の交渉が始まります。{寿司とみ}というわけです。「ワタ キープ グッドボーイ。ゼン すしとみ」(イイコにしているから、歯医者が終わったら、すしとみに連れてゆけ。)と言う訳です。なんだ!そういうことか!この歯医者の近くに、いきつけのすし屋さんがあります。ここの店長さんは、渡が生まれる前から知っていて、渡の自閉がわかったときも、いろいろ声かけて気にかけてくれて、助けてくれました。で、ここのレストランでうるさくしても、「いいよ。うちは、かまわないから、連れておいで」といってくれました。けど、大人の雰囲気のある店なので、渡が騒げる店でもなく・・。いつも、開店と同時に、誰一人いない時間にお邪魔して「レストランで食べる」という練習をさせてもらいました。店長は「ゆみちゃんのおしゃべりに比べたら渡は静かでいい子」いつも言われていましたが。渡は、その寿司とみに行きたいために、歯医者で、必死でいい子を通しています。時折聞こえてくる歯を削る音にも耐えています。ここまでされちゃぁな・・・と甘い私は、帰りに香穂と渡を寿司とみにつれてゆきました。香穂も渡も飛びあがって喜んで、ガンガン食べてました。ご馳走様でした。おいしかった。