自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

学生さんたち、またね!

学生さんたちが帰国です。渡にもその話をしました。小さい時は、人が帰国になるというと、二度と会えなくなるのでは?とパニックを起こしたこともありましたが、我が家は客人が多く、その上、ありがたいことに、みなさんリピーターになってくださるので、渡もすぐに「いま、さようならをしても、また会える。」というのをとても早く理解してくれました。なので、私に

"Good Bye! See you later everybody."

といってました。どうもそれを学生さんたちに伝えろということのようだ。渡は、母親を認識した頃も、私が出かけようとすると後追いのようなことをしていましたが、それもすぐに「母は帰ってくる」というのを学習してくれました。渡の場合、自分で理解不能なことは、たくさん体験すると、納得してくれるので、助かります。

帰国の学生さんたちは、2枚のカードを残してゆきました。それは、私ともう一人車の運転や、ツアーのセットアップをされた方にです。大きなカードに寄せ書きをして、渡してくださいました。そのカードは私の腰くらいまである高さで、幅は、私の体の幅よりはるかに大きな大きなカードです。今回のツアーは自由時間も少なく、学生さんたちは、車がないので、買い物もままならない中、カードを買って、寄せ書きしてくれただなぁ。と思うとみんなの優しさが伝わってくるもので、とても嬉しかったです。ひとしきり読んだあと、もう一人の方のカードも見せてもらったのですが、なんと!カードの封筒の差出人のところが、笑えた。もう一人のカードを頂いた方は、私より歳上にもかかわらず

"From Brother and sister"なっている。私が頂いたカードは、"FROM BIG CHILDREN"だった!

学生の中には、博士課程もいたので、私と6才くらいしか違わない人もいたのにぃぃぃ・・。 もう一人の方はうれしそうに、「ゆみちゃんが、このコたちのお母さんで、僕はこのコたちの兄弟だから、ゆみちゃんは、僕のおかーさんだ!」と言っていた。どうやって年上を産むんだよぉぅぅぅ・・・。ご飯の差し入れをつくるとおかーちゃんになっちゃうんだねぇ・・といわました。けど、あれだけ素直ないい子供たちだったら、お母さんになってもいいかも・・と思ってしまった私でした。みなさん、気をつけてお帰りください。また会いましょう。